スマホ詰パラNo.6801と看寿賞作品

スマホ詰パラ投稿作品
06 /02 2017
スマホ詰パラに投稿した作品がTwitter上で思わぬ高評価を受けていた。

No.6801「フラリッシュナイト」
三桂連打連捨

この作品について
「看寿賞作品の副産物か?」
「看寿賞作品とどちらが先にできたのか?」
といったコメントがあったので、今日はその返事も兼ねてブログ書きます。


この「桂馬連打連捨」の始まりは、実は次の作品です。
2014年8月号新人コンクール


詰上がりからの逆算。逆算していったら冒頭の「二桂連打連捨」が入りました。
短評も詰上がりよりも桂馬を連続して打って捨てる手順に集中していました。

この作品を作った後、
「四枚の桂馬を連続して打って連続して捨てたら面白いんじゃないか?」
と思い至り、さっそく作図を開始しました。

はじめに出来た図は覚えていないのですが
「41に玉が居て、連打連捨をして22へ誘導して駒取りが可能になって詰む」
というものでした。これはヒドイ。

そこで作図にあたり、条件をつけました
①連打連捨中に余分な手が入らないこと
②連打連捨すると玉は1路だけ動くこと
③連打連捨後は駒取りなく、余分な手順を踏まずに詰むこと
④桂馬を打つ箇所が極力増えるような作図をすること
⑤盤面枚数は10枚以下に抑えること

③は理論上17手でできますが、とんでもない枚数になるであろうから20手超は良しとしました。
四枚桂馬を打つ意味付けはともかく、四枚桂馬を捨てなくてはならない意味付けが難しい。
桂馬を1枚も残せない状況づくりは困難を極めました…。

そんな中見つけたのが26馬配置。
玉を22に誘導する最中、44桂と打つと44馬と行けなくなり、結果として44桂を消去する必要が生じ、
これを消去するためには立て続けに桂馬を成捨てなくてはならないというわけです。

そうして完成したのが…
2015年3月号短大(半期賞・看寿賞)


駒数も8枚と少なくまとまりました。
桂馬の打つ選択肢もあり、特に3手目43桂とすると、これが邪魔駒となり詰まないようになっています。
趣向後も無駄に長くならずにすみました。
(投稿図では作意は31玉、22成銀までとしていましたが、誌面では11玉、22成銀までとなってしまいました)
半期賞、そして看寿賞をいただけるとは…。

実はこの作品、当初「スマホ詰パラ」に投稿しようかと思っていました。
前例がありそうですし、手順も非常に簡単。本誌向きじゃない気がしたためです。
もしもスマホ詰パラに投稿していたら?
スマホ初の看寿賞作か…もしくは作品の存在すら知られず終わっていたか…


この作品が完成して長い時間が経過。
ある時思った。
「四枚ということにこだわらず桂馬連打連捨を作ったらどこまで簡素に表現できるか?」
そして完成したのがNo.6801です。


この作品は看寿賞作ができた後に作った作品なのです。
そして看寿賞作とは全く別に作った作品なのです。
これはこれでけっこう好きな作品です。

評価していただき、ありがとうございました。
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